前々回の講義では「わかりやすく且つ、共感されやすいストーリーの型」のことを「理念型」と呼び、7つの構成要素を提示しました。
前回までの講義では「1.日常(離陸)」~「5.行動喚起」について解説しましたので、今回の講義では引き続き解説を続けていきたいと思います。
理念型の構成要素
- 日常(離陸)
- 問題の発生
- 救世主
- 理念・計画
- 行動喚起
- 明確な危機
- 日常(着陸)
#6)明確な危機
ハラハラドキドキするストーリーには「危機」がつきものです。「危機」とは、「問題を放置した結果」のことです。
すでに日常を脅かす「2.問題の発生」については解説済みですが、問題が発生したからといって必ずしも問題を解消する必要はないということは見過ごせない事実です。
例えば「お金がない」という問題について考えます。
くれぐれも「お金がないのが問題なのだから、お金の問題を抱えている人はお金を稼ごうと頑張るはずだ!」と短絡的に考えてはいけません。
少なくない人が問題を先送りしたり、問題を無視したりします。例えば「借金する」というのが、一番手っ取り早い「お金がない」という問題への対処方法であり、借金に頼る人も多いのです。
そこで「現状を放置したら、ヤバイことになりまっせ!」とはっきり伝えるのが「6.明確な危機」の役割です。
映画スターウォーズの場合は、「戦いに負ければ悪の帝国に大切な人を蹂躙される」という危機が描かれます。だからこそ危険な冒険であるにも関わらず戦うことが推奨されるのです。
さて、勘のいい方なら「読者に危機感を伝えることよりも、理想を語ったほうがいいのでは?」と考えるかもしれませんが、可能な限り「危機をあおる」ことをおススメします。
例えばダイエットについての情報を発信する場合、「痩せたら幸せになれる」と伝えるよりも「痩せないと死ぬよ」と伝えたほうが効果があることは明らかでしょう。
#7)日常(着陸)
最後に語るべきは、あなたがおススメする幸せな未来を実現する手段(商品・サービス)を利用したら、どのような嬉しい変化を勝ち取れるのか?ということです。
くれぐれも「想像してみてください。」と伝えるような素っ気ない態度ではいけません。
痩せたら?お金を稼いだら?あなたが紹介(提供)する商品・サービスを利用したら?あなたから情報を受信したら???果たして、、、、どんないいことがあるのか???ということを、ちゃんと言葉で伝えてあげる必要があるのです。
ここでのポイントは「わかりやすさ」です。
商品・サービスによってもたらされる変化がわかりやすいほど、読者(見込み客)の反応はよくなります。逆にその変化がわかりずらければ、読者(見込み客)の反応は悪くなります。(当然ですよね。)
もちろん「わかりやすさ」を追求するために「この商品は本当にいい商品です!!」という具合に、商品に直接言及するのはうまいやり方ではありません。(いやらしいからです。)
嬉しい変化(商品・サービスによって手に入れた未来)を語ることで、間接的に商品・サービスの素晴らしさを伝えることを強く意識するようにしましょう。
最後に
理念について語ること自体、情報発信者にとっては恥ずかったり少なからず抵抗がある行為だと思います。
しかしだからこそ、それでも「なぜ?情報を発信するのか?」ということを正直に語るからこそ「ファン」が生まれるのです。
読者からの信頼を勝ち取りたかったら、あなたから腹を割って話そうと努力する必要があるということは忘れないでください。
あなたが思っている以上に、情報発信は簡単ではありません。そのことは情報発信をしていない読者ですら薄々気づいています。
だからこそ読者は「この人(あなた)が、情報を発信する『動機』はなにか?」ということが無意識に気になるわけです。
あなたが情報発信する「動機」はなんでしょうか?
もし「動機」があいまいなのであれば、見込み客のことを考える前に、「自分のこと」を考える必要があると思います。
だからこそ「情報発信バイブル」では、商品のことよりも、見込み客のことよりも先に、「あなた」のことをModule3で検討してもらっているのです。
情報発信に疲れてしまったとき、これまで数回にわたって解説してきた理念型のストーリーを読んで、一番元気づけられるのは「あなた」でなければいけません。
自分が書いたストーリーを自分が読んで元気・勇気をもらうからこそ、見ず知らずの他人の心を動かすことができるのです。
理念というものは、時間が経過すれば変化するものですし、むしろ変化するのが自然だと思いますが、今この瞬間のすべてのあなたを理念型ストーリーで表現してみましょう。
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