「見たくないものは見なくてもいい」のが現代社会のいいところですが、弊害がないわけではありません。
インターネットやSNSではさまざまな情報が飛び交っていますので、一見すると多様性が確保されているかのように見えます。
しかし多様性が確保されているというのは「錯覚」でしかありません。なぜならば人間だれしもついつい自分がチェックしたい情報源のみをチェックしてしまうからです。
自分がチェックしたい情報の多くは「自分が安心する情報」です。「あなたはこのままでもいいんですよ。」という情報をチェックすると安心しますよね。わたしもそうですから気持ちはよくわかります。
しかし問題を抱えた読者(見込み客)に「そのままでもいい」ということを伝えたなら、あなたに「ビジネスチャンスはない」ということは、すぐに理解できると思います。
そこで読者に「見たくないものを見せる」必要がでてくるというわけです。
わかっていたけどキツイ
あなたが「お金を稼ぐ方法」というテーマで情報を発信すると仮定します。
おそらく読者は「お金がない」という顕在化した悩みを抱えているでしょうから、あなたは読者に「このままじゃダメ」ということを「見たくないものを見せる」ことで理解してもらう必要があります。
くれぐれも「このままじゃダメですよ!」と読者(見込み客)に直接伝えてはいけません。なぜならば人は誰しも他人から頭ごなしに主義主張を強要されれば反発するからです。
ですから情報を発信する立場としては、あくまでも読者には読者の判断で「このままじゃダメ」だと判断してもらう必要があるのです。
どうすれば「このままじゃダメ」だと読者に判断してもらうことができるでしょうか?もちろん答えは「見たくないものを見せることによって。」です。(よね?)
例えば、あなたの見込み客に子どもがいると想定できる場合、このように語りかけることが効果的かもしれません。
「子どもが成人して社会に出るまでに、平均でどれくらいのお金がかかるかご存知ですか?」
「今のあなたの状況で、あなたが親からしてもらったのと同等以上の教育をさせてあげられますか?」
「もし会社が倒産したり、クビになったら、子供の教育どころじゃなくなりますよね?」
「日本を代表する大企業ですらいつ傾くかわからない時代だから、他人事じゃないですよね?」
「あの大企業ですら早期退職制度の導入に熱心で50歳で退職を勧告される時代みたいですよ?」
「一番子どもの教育費にお金が必要な時に、収入が一つで、しかも不安定だったらヤバイですよね?」
以上のように、読者(見込み客)が「なんとなく」感じているものの、「後回し」にしたり、「先送り」にしたり、「蓋をしている」ような問題を問いかけるだけでいいのです。
読者の拒否を和らげるコツ
読者が「見たくないもの」を見せるわけですから、読者から反発を受けるのは当然のことです。
「そもそもなんでそんなことを、あなたに指摘されなきゃいけないの?」と思うほうが自然だと思います。
そのように考えると、すでに解説した「インパクト」、「自己紹介」、「理念」などの情報がキチンと読者に伝わっている必要があることがわかるでしょう。
つまり読者に「見たくないものを見せる」「前」の段階で、すでに勝負は決まっているということです。
「あの人の話は聞いておいたほうがいい。」とか、「この人がそういうのだから、そうなんだろう。」と読者に判断してもらう下地があってはじめて、「見せたくないものを見せる」ことで「このままじゃダメ」だと読者自身に判断してもらうという目的は達成できるのです。
痛みの重要性
企画書の最後では「お金をください。」と、あなたは読者に主張しなければいけません。
読者がどんな気持ちだったら、読者はお金を支払うでしょうか?ズバリ答えは「心に痛みを感じている状態」です。
例えば激しい二日酔いに襲われた時、「二日酔いをお金で解決できるなら、是非ともそうしたい。」と思ったことはありませんか?
わたしは水も飲みたくないほどの激しい二日酔いに襲われることの多かった時期は、近所の薬局で「二日酔い改善パック」という1,000円ほどの裏メニューをよく購入していました。
何がいいたいかというと、「これはキツイ。お金を支払ってでも解決しないとダメかもしれない。」という心理状態に読者を導く必要があるということです。
あなたの読者(見込み客)にとって放置できない痛みとはどのようなものでしょうか?
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