情報発信者のなかには、時間が経過すればするほど「あれ?何をやっているんだっけ?」と混乱する人がたくさんいます。
はた目からみれば「自分のやっていることがわからないなんて、不思議なこともあるもんですね。」と思うでしょうが、情報発信する当事者は真剣に悩んでいることもしばしばです。
これからの行く先に不安を抱えた情報発信者が考えることは「原点」に戻ることです。多くの情報発信者にとって、原点とは具体的には『肩書』、『商品』、『顧客』のことです。しかしここに落とし穴があるのです。
「原点に戻る」という落とし穴
将来の展望に悩む情報発信者は、以下のように考えて我に返ります。
例えば「わたしはライフコーチだから、悩みを消すような情報を発信しなければ。」と思い出し、悩みを消すような情報を発信するのです。
また「商品が売れなければ商売にならない。だから商品を売るための情報を発信しなければ。」と思い出し、商品に強く関連する情報を発信するのです。
さらに「そういえば顧客が先日、こんなことをいっていたな。顧客の関心のある情報を発信しなければ。」と思い出し、顧客に強く訴える情報を発信するのです。
原点といいながら、立ち返るところがいくつもあるのです。実はここに問題があるのです。
なぜならば、自分最優先、商品最優先、顧客最優先にしているうちに、全体として何をやりたいかが、さらにわからなくなってしまうからです。
原点に立ち返った結果、より深い、カオス(混沌)に引きずり込まれて自己嫌悪に陥ってしまうのは悲劇でしかありません。
ではどうすれば、、、いいのでしょうか????
コンセプト
ここで登場するのが「コンセプト」という概念です。コンセプトとは、「企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。」のように訳されることが多いのですが、もっとも単純な解釈は『情報をラッピングするもの。』です。
コンセプトがない情報は、情報の受け手にとって必ずしも歓迎されるものではありません。なぜならば、コンセプトのない情報は無秩序なため理解しずらいですし、時には不親切だと思われてしまうからです。
例えば、他人に貸したお金が返済されるときに、返済されるお金が封筒にも入れられず、無造作に小銭が混じった状態で渡されたらどう感じますか?おそらく、イラっとしますよね?それと一緒です。
勘のいい方ならお気づきでしょうが、Module6では『コンセプト』について解説します。しかもただのコンセプトではありません。あなたの情報発信の土台になるコンセプトについて解説します。
ただのコンセプトではないという意味合いを込めて『キーコンセプト』(情報発信の成否を分けるコンセプト)と名付けることにします。
キーコンセプトがなぜ?必要なのか?、キーコンセプトとは何か?、キーコンセプトを創るためにはどうするか?、ということについては、今後の講義で詳しく解説しますが、まずはキーコンセプトのイメージをざっくりとつかんでいただきたいと思います。
キーコンセプトのイメージ
これまでの講義では、「肩書」(あなた)、「商品・サービス」、「情報の受け手」(読者・見込み顧客・顧客)という3つの観点から、情報発信について学習してきました。
それぞれについて学習した後は、それら3つをつなぎ合わせなければいけません。肩書、商品・サービス、情報の受け手の3つがすべて矛盾なく結びついた時、はじめて価値ある情報を生み出すことができるのです。
逆に、肩書、商品・サービス、情報の受け手の3つに整合性がない状況の時、あなたの頭の中も、そして読者の頭の中も「???」がたくさん生まれてしまいます。
例えばライフコーチのわたしが「外車のセールスマン」だとしたらどうでしょうか?おそらく見込み客の頭のなかは「???」でいっぱいになるはずです。またライフコーチのわたしが悩みなど一つもない人にサービスを提供しようとしても、見込み客の頭のなかは「???」でいっぱいになるはずです。
つまり肩書、商品・サービス、情報の受け手を矛盾なく結びつけるものが必要なのですが、それこそが「キーコンプト」であり、わたしがキーコンセプトを『情報をラッピングするもの。』を表現した理由なのです。
キーコンセプトとは、情報発信する上ですべての基礎になるものであり、原点になるものです。
例えば、なぜ?あなたはその肩書を名乗っているのですか?と質問された時、その答えは「キーコンセプト」に深く関係していなければいけません。商品・サービス、情報の受け手について質問された時も同様です。
キーコンセプトの実例
抽象的な話ばかりが続いているので、逆に頭が混乱している方もいるかもしれませんね。実例をいくつか挙げましょう。
情報発信全体のコンセプト
わたしの情報発信全体のコンセプト(つまりキーコンセプト)は「すべての悩みは幻である」です。
わたしがライフコーチという肩書にこだわってるのは、「仕事やプライベートのあらゆる悩みを消したい」(病気をのぞく)と思っているからです。
またわたしが「ほぼ毎日情報を届けるオンラインコーチング」を提供しているのは、「悩んで立ち止まってほしくない!!読者に前進してほしい!!」と思っているからです。
さらにわたしが「悩んでいる人」を対象にしているのは、悩みを消すことがライフコーチとしての使命のようなものだからです。
少しイメージが湧いてきましたか?ちなみに本教材にだってコンセプトはあります。それは、、、、
本教材のコンセプト
本教材のコンセプトは、「情報発信を成功させる秘訣は、『作業』することではなく『考える』ことである。」です。
本教材でわたしが主張していることは、『あなた』のことを考えたほうがいいですよ(Module3)、『商品』について考えたほうがいいですよ(Module4)、『読者』について考えたほうがいいですよ(Module5)、ということでしたよね?
そして本講義を皮切りに、Module6では『キーコンセプト』について考えたほうがいいですよ?ということを主張していきます。そしてModule7以降も、『セールス』、『マーケティング』、『集客』についても同様の姿勢で講義を進めていくことになるでしょう。
もちろん本教材の目的は、「考えた結果をまとめること」であり、具体的には「情報発信の企画書をつくること」です。つまり本教材は、コンセプトに忠実に開発されているのです。
そしてもちろん、コンセプトとともにあるのは商品を販売した後だけではありません。商品を販売するずっと前から、コンセプトの存在は無視できないほどに重要なものなのです。
具体的には、『集客』、『マーケティング』、『セールス』のすべてにおいてコンセプトは重要です。
集客では、、、、本教材を販売するために、わたしがブログ等で集客する対象読者は、当然ながら「情報発信を成功させる秘訣は、『作業』することではなく『考える』ことである。」ということを伝えるべき人です。例えば、「情報発信をしたけれど挫折しそうな人」、「これから情報発信に挑戦したいが、失敗するのが怖い人」などが該当するでしょう。
またマーケティングでは、、、、本教材の告知をする時に(つまりマーケティング)見込み客に強調して伝えるべきことは「がむしゃらに情報を発信しても成功する可能性は極めて低い」ということです。このコンセプトに沿った主張が受け入れられたら商品は購入されるでしょうし、逆にコンセプトに沿った主張が否定されれば商品も否定されるでしょう。
さらにセールスでは、、、、、見込み客に強調して伝えることは『考える』との重要性であったり、『考える』ことの難しさであることは容易に想像できるはずです。ひらたくいえば、セールスでわたしが見込み客に伝えるべきことは「考えることは重要であり、一人でやるのは難しいだろうから、わたしのやり方に投資しませんか?」ということです。
突然ですが質問です。
本教材のコンセプトをつくるベストのタイミングはいつだと思いますか?
本教材のコンセプトが商品そのもの、集客・マーケティング・セールスのすべてに関係することがわかれば、「商品を開発する前」であることがわかるでしょう。
情報発信のコンセプトについても同様です。キーコンセプトがあなた・商品・読者のすべてに関係することがわかれば、「情報発信する前」にキーコンセプトについて検討する必要があることがわかるでしょう。
最後に
今回の講義は、Module6の解説に入る前の準備体操です。次回の講義からは、キーコンセプトについてもっと詳しく解説したいと思います。お楽しみに!
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