スイッチは探すものである

「なんでわからないかなぁ。。。。」とイライラしたことありませんか?

トイレの小

わたしの知人女性から「ねぇ、自宅でトイレの小をする時、座ってする?」と質問されたことがあります。

わたしは「なんだその質問(笑)」と笑い飛ばしたのですが、彼女はいたって真剣でした。くわしく話をきくと、どうやら旦那さんが立ったまま用を足すのだそうです。(小の場合)

知人女性は、トイレの床が汚れるのがどうしても我慢できなくて、事あるごとに旦那さんに「お願いだから座って用を足して。」とお願いしているのですが、なしのつぶてなのだそうです。

旦那が用を足している最中に、ドアを開けて抜き打ちチェックすることも考えたのだそうですが、いつもチェックできるわけでもないですし、「どうしたら旦那は、わたしのイライラを理解して、座ってトイレをしてくれるのだろうか?」と悩んでいたのです。

あなたなら、この女性にどのようにアドバイスしますか?

旦那のスイッチを押す

本教材で、心のどこかに隠れたスイッチの存在を理解したあなたは、きっと「どうやってスイッチを押せるだろうか?」と考えたと思います。素晴らしい進歩だと思います。

わたしはこの女性に「トイレが汚れるから」とか、「不衛生だから」という主張をして旦那さんを説得することを諦めてもらいました。旦那さんはトイレを掃除しませんから、「トイレが汚れても掃除をするのが妻の役目」ぐらいに思っていると想像したのです。

ですから旦那さんには、「トイレが汚れると金運が落ちる」と主張することを提案しました。結果は、効果アリでした。旦那さんは自主的に「金運が落ちるから」という理由で、便座に座ったのです。

なぜ?旦那さんに効果があったのか?という本当のところはわかりません。しかし自己啓発本なんかを読むと、「朝起きた時にトイレをピカピカにする」ことを日課にしている成功者が多いことをわたしは知っていたし、その年に「トイレの神様」という歌が流行したこともあり、「もしかしたら」と思ったのです。

(参考)トレイの神様

スイッチの特徴

以上の、トイレの話でわかることはたくさんあるのですが、重要なポイントに的を絞って整理しておきたいと思います。

さきほどの話に登場した旦那さんは、「トイレが汚れるから」という理由には心が動かされませんでしたが「お金」には反応したことを思い出してください。

ポイント1)自己中

スイッチは自己中な理由でしか押すことができません。その人にとって重要なものであることが、何よりも重要なのです。

ポイント2)個人差が激しい

「トイレが汚れると金運が落ちる」という主張でうまくいったのは、もちろん、たまたまです。しかし「たまたま」だということを理解していることが非常に重要なのです。

お金に反応する人もいれば、性的な興奮に反応する人もいますし、健康に反応する人もいます。挑発されて立ち向かってくる人もいれば、何も言わずに立ち去ってしまう人もいます。

わたしが強調しておきたいことは、人間は自動販売機ではないということです。このボタンを押したらお茶、その横のボタンを押したらコーラが出てくるというほど単純にできていません。

ですから、あなたが「こんなところにスイッチがあるの?」と思うところにスイッチが隠れていることも多いのです。

ポイント3)わかりやすさ重視

わかりにくい主張や提案では、スイッチは押されにくいという特徴があります。

例えば「トイレには雑菌がいて、、、」というようなことをいくら伝えようが、伝わらない人には伝わりません。なぜならば、わかりにくいからです。

同様に「タバコは健康に悪い」と主張するよりも、以下の動画をみせたほうがスイッチが入りやすいことは、あなたも感覚的に理解できるはずです。

非喫煙者の肺・喫煙者の肺

スイッチの見つけ方

スイッチのある場所は、自己中であり、個人差も激しいのです。尚且つ、わかりやすくないと押せないという厄介な代物です。

今の日本では「お金」をチラつかせれば心が動く、イージーな人が多いですし、むしろそうなるように権力者が誘導しているという節もあります。

例えば、「勝ち組」や「負け組」というレッテルはその代表例です。高年収を確保するために必死になって過酷な労働に耐え、そのお金を消費に回すことがあたかも「日本国民全員が目指すべき理想」かのように脚色されているのは憂うべきことですが、それが今の日本の現実です。

しかしすべての人がいつもお金でスイッチを入れられてしまうわけではありません。高年収に男よりも優しい男の方がいいという女性もいますし、高年収よりもプライベートを楽しめる職場のほうがいいという男性もたくさんいます。また現代ではほぼ死語になりつつある「義理」とか「人情」に心動かされる人だっているのです。

これまで解説してきた内容を踏まえれば、あなたへの最高のアドバイスは「唯一無二の答えがあるわけではなく、スイッチは探し続けるものだ」というものになるでしょう。

これからあなたには、振り向かせたい人を振り向かせるだけでなく、あなた自身にも無限のやる気をもたらすレッテル(肩書・自己紹介)の創り方を伝授しますが、あなたの仕事はそれで終わらないということです。

レッテル(肩書・自己紹介)は、あなたが相手にする人の性別や年齢、商品、時代、場所などによっても変わるのが当然ですし、あなたの心境の変化などによっても変わっていくものなのです。

どうか短絡的に答えを求めないでください。学生時代の宿題みたいに数時間で終わるとも思わないでください。

しかし同時に伝えたいことは、スイッチを発見する日常の営みは「計り知れないほどの成果の源泉となる」ということです。

是非とも、何かに熱中している人に質問してみてください。「なぜ?あなたはそれほどまでに熱心なのですか?」と。おそらく相手もその答えを自覚していないでしょう。だからあなたは想像したり、繰り返し質問したりして「探る」のです。

今回の講義のタイトルである『スイッチは探すものである』という意味が理解できたなら、あなたが魅力的なレッテル(肩書・自己紹介)を生み出せると思います。

最後に

今回の講義でModule2は終わりです。自己紹介とは何か?スイッチとは何か?というテーマへの理解は深まったでしょうか?

早速次回からは、最強の自己紹介を創り出す具体的なプロセスを伝授しますが、あくまでも「提案」でしかないことは今のうちに断っておきたいと思います。

なぜならば、今回の講義で申し上げたように、「こうすれば絶対に成功できる」という短絡的な法則はないからです。その理由は今回の講義を理解した人ならわかるはずです。(答え:人間はロボットではないから。)

とはいえ、あなたのレッテル(肩書・自己紹介)を世界で一番耳にするのはあなたです。ですからまずは、レッテル(肩書・自己紹介)を耳にしたあなたの直観が重要です。

次回からは、肩書を声に出せば出すほど、自己紹介すればするほど高みに登れる気がする・・・・・そんな自己紹介をこれから創っていくことにしましょう。お楽しみに!

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