あなたには「なんでわからないのかがわからない」と思った経験はありませんか?
わたしにはあります。
忘れる自分が不甲斐ない
わたしは会社員だったころ、上司から「これが大事だぞ」といわれたことですら、しばらく時間が経過すると忘れてしまう人間でした。
上司から「これが大事だぞ」といわれたことを忘れているので、また同じような間違いをしてしまうのです。そしてまた怒られてしまうのですが、当事者であるわたしも「なんでわからないのかがわからない」という心境になり落ち込むことも多々ありました。
しかし何度も何度も怒られているうちに、少しずつ上司が怒るポイントがわかるようになってきたのです。そうなってからは怒られるということはなくなってきたのです。
とはいえ、誰かが怒ってくれる機会は大人になると激減します。新入社員であれば怒ってくれる人もいますが、中堅社員にもなってだらしなければ貶(けな)されるか無視されてしまうでしょう。
わたしは脱サラしてからはじめて、誰も怒ってくれない怖さを痛感しました。自分が社長になると、仕事のできない上司ですら有難く思ったものです。なぜならば仕事のできない上司ですら反面教師にはなってくれるからです。
「もしかしたら、今わたしはどうしようもないことをしているのかもしれない。本当に大丈夫かな?」という不安な気持ちになっている時に、わたしの不安を救ってくれたのはわたしがはじめて社会人になった時にお世話になった上司の習慣でした。
その上司は毎日一日を振り返り、『どうすればよかったのか?』と内省し、新しく学んだことがあると、そのことをメモした手帳を何度も何度も見直していたのです。
わたしが当時の上司から学んだことは、「大事なことは何度も繰り返して脳に刷り込む」ことの重要だったのです。
あなたが情報発信するときも、読者に大事なことは何度でもいうべきです。くれぐれも「大事なことだからわかってくれる」という幻想は捨てるべきです。
何度も何度も繰り返し情報を伝えてはじめて、「あぁ。本当に大事なことだったんだ。」と読者は理解してくれるということは肝に銘じなければいけません。
脳は重要なことしか覚えていない
そもそも、なぜ?何度も確認しないと重要な事柄を記憶に定着させることができないのでしょうか?
ズバリ答えは「脳は重要なことしか認識できないから」です。もう少し詳しく説明しましょう。
脳は重要だと認識したことは驚くほど覚えているのに、逆に重要だと認識しないものは記憶に残さずにスルーするという性質があります。
つまりポイントは「重要である」と認識することにあるのです。「重要である」と認識することさえできれば、脳はその情報を長期記憶として保管するのですが、逆に「重要である」と認識しなければすぐに忘れてしまうのです。
ここでのポイントは、情報発信者が「これは重要なポイントですよ。」と伝えることと、情報の受け手が「これは重要だ」と認識することには隔たりがあるということです。
つまりあなたが「これは重要なポイントですよ。」と念押ししようが、読者がそう思わなければ、読者はそのことを忘れてしまうのです。
ケジメをつけな!
あなたは両親から繰り返し言われたアドバイスがありますか?
わたしにはあります。わたしの母は、わたしにこういいました。「あきら。ケジメだよ。ケジメ。ケジメをつけなきゃ男じゃないよ。」といわれて育ちました。もう本当に何度聞かされたかわかりません。
しかしケジメとは何であるかということは、子どもの時のわたしにはよくわかりませんでした。母のいう「ケジメのをつける」の意味とは、どうやら「やる。といったことをやる。」という意味なのですが、その言葉の大切さを本当に痛感したのは、大人になってからだったのです。
わたしがケジメの意味を理解したのは、ケジメをつかなかったがために、人生の挫折を感じたときでした。自分の人生がこのままでは壊れてしまうんじゃないか?という危機感をのど元に突きつけられた時、はじめて「そうだ。ケジメをつけなければ。」と覚悟を決めることができたのです。
RICHの重要さを伝える
わたしが母やサラリーマン時代の上司から教わったことをまとめると、「重要なことはあらゆる角度から、何度も繰り返し伝えなければいけない。」ということです。
例えば、わたしが読者に伝えたいことが『リッチになることが大事です。』ことであるとしても、『リッチになることが重要です。』ということを伝えることだけでは十分ではないのです。(そう、わたしの母がわたしに『ケジメが大事だよ!』と何度も伝えたのに、わたしには伝わらなかったように。)
わたしが『リッチになることが大事です。』ということを伝えようと思った時は、あらゆる角度から伝えようと努力しました。お金という切り口からリッチになることの重要性を伝えたこともあれば、政治や芸能ニュースなどの切り口からもリッチになることの重要性を伝えたこともありました。
わたしは母から「ケジメが大事」と言われた時、「なんだよ。また同じ話かよ。勘弁してくれよ。」という気持ちになっていました。だから素直に母の言葉を受け入れることができなかったのです。
しかしもし母が「なぜ?ケジメが大事だと思ったのか?」ということを、母の実体験をもとに語ってくれる機会が一度でもあれば、、、、、、「わたしは母と同じ過ちは繰り返したくない。だからやっぱりケジメは大事なんだ。」とわたしも素直に母の言葉を受けれることができたのかもしれないのです。
最後に
他人に期待しすぎてはいけません。他人があなたの言いたいことを全て受け入れてくれるというのは幻想でしかないのです。
あなたにはなるべく早く幻想から覚めてほしいと思っています。「他人はあなたの主張のうち、せいぜい1つしか覚えてくれない」のです。
とすれば、、、、あなたは読者に、見込み客に、何を伝えるべきでしょうか??答えはもちろん「コンセプト」です。
あなたの気持ちが凝縮されたものがコンセプトです。もしこのコンセプトが受け入れられなければ、読者はファンにならないし、見込み客は顧客にはならないし、顧客はリピーターにはなりません。
それほどコンセプトというものは重要な役割をもっているのです。ですから出来上がったコンセプトがイマイチだったら、そのあとは想像以上に成功するまでに苦労するハメになるでしょう。
裏を返せば、「わたしのコンセプトが受け入れられない人は、読者にならないでください。顧客にもならないでください。」と強く断言できる主張が、あなたにとってのコンセプトです。
別の言葉で表現すれば、「わたしのコンセプトを受け入れてくれるなら顧客になってください。顧客にならないと損しますよ?」と強く断言できる主張が、あなたにとってのコンセプトです。
商品のコンセプトのようなものは、商品を販売して一定期間フォローしたら、コンセプトの役目はそこで終わります。
しかし情報発信のコンセプト(キーコンセプト)は、あなたが情報発信をするかぎりにおいて、長期間付き合わなければいけません。ですからキーコンセプトを軽視することはできないのです。
さて、これまでのModule6のこれまでの講義では、コンセプトの重要性について解説してきましたが、次回はコンセプトを導入することの驚くべき効果について解説します。お楽しみに!
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