キーコンセプトのパワー

Module6のこれまでの講義では、ひたすらコンセプトの重要性について解説してきました。

「もうお腹いっぱいです!!」という人も多いと思うのですが、キーコンセプトの重要性は何度繰り返しても足りないほどに重要です。

そこで今回の講義では、キーコンセプトの具体的なパワーについて解説したいと思います。

キーコンセプトのパワー

キーコンセプトがある情報発信と、キーコンセプトのない情報発信の違いについて詳しく解説します。

Power#1 最初・最後

キーコンセプトがある場合、あなたの情報は読者の「最初」の選択肢になります。逆に、キーコンセプトがない場合、あなたの情報は読者にとって「最後」の選択肢になるかもしれません。

iPhoneユーザーにとって、iPhoneは最初の選択肢になります。iPhoneの機能をほとんど活用できず「電話とメールが使えればそれでいい」といっているわたしの母ですら、iPhoneから別のスマートフォンに切り替えることに強い抵抗があるようでした。

あなたがiPhoneユーザーにとってのiPhoneのような存在を目指すのであれば、あなたはあなたが思っている以上に早く情報発信で結果を出せるかもしれません。

例えば『マンガ食堂』というブログがあります。「漫画の料理、レシピを再現する」というコンセプトで、梅本ゆうこさん(会社員兼主婦)が運営しています。(マツコの知らない世界にも出演していました。)

『グルメ』というジャンルに『漫画』をかけ算して素晴らしいニッチを見つけた梅本ゆうこさんは凄いと思います。梅本ゆうこさんは、料理の腕がとびぬけてスゴイわけでもなく、漫画にとびぬけて詳しいというわけでもないのですが、「漫画の料理を再現する」というニッチではNo.1になりました。

Power#2 高価格・低価格

価格は需要と供給のバランスで決まるというのが、ミクロ経済学でいわれていることです。

もし携帯電話会社が日本に1社しかなかったら??もし電力会社が日本に1社しかなかったら????

当然、携帯電話料金も、電力の料金も高くなるでしょう。そのため『独占禁止法』という法律によって、暴利をむさぼる輩が出てこないように規制がかけられています。

しかしあなたのキーコンセプトが優れていれば、あなたは合法的に市場を独占するかのようなパワーをもつことができるのです。

その一方でキーコンセプトがなければ、あなたは「どこにでもいそうな情報発信者」のような扱いを受けてしまうため、市場平均以上の料金を提示した瞬間に、見込み客から嫌な顔をされてしまうでしょう。

Power#3 熱狂・無視

わたしには「あなたのメルマガに出会ってよかったです。」、「あなたの販売している商品を購入してよかったです。」などの嬉しい言葉を投げかけられた経験が何度もあります。

しかしわたしがスゴイわけではないのです。わたしが「わたしが発信する情報に価値をもってくれる人」を選別しているから、そういう結果になっているだけなのです。

どのように選別しているかというと、(もうあなたはわかりますよね。)、コンセプトを明確にすることによって、見込み顧客になるずっと前の段階から選別をはじめているのです。

わたしが「とにかくお金を稼ぎたい方集まれ!」と主張すれば、お金を稼ぎたい人がわたしの元に集まるでしょうが、わたしが情報を発信したい人は「リッチになりたい人」なのです。

あなたは情報を発信する前ですから、あまりイメージがつかないかもしれませんが、「この人合わないな」という読者がいること自体が強いストレスの源泉になるのです。

ではどうすれば「この人合わないな」という人を遠ざけることができるのか?

ズバリ答えは「キーコンセプトを前面に押し出すことによって」です。

あなたは飲み屋で酒の飲まれてしまった結果、他の客に迷惑をかける人を見かけたことありませんか?

実はそういう人はいつも同じようなお店で迷惑をかけているのです。つまり「ここで迷惑をかけたらタダじゃ済まないだろうな。」という雰囲気の店には、迷惑をかける人は最初から近づかないのです。(知り合いのバーテンダーさんが教えてくれました。)

ようするに、キーコンセプトは磁石なのです。キーコンセプトは、同じ属性の人を強く惹きつける一方で、別の属性の人を遠ざけてくれるのです。

Power#4 ON・OFF

他人に振り向いてほしいのであれば、「他人の心のどこかに隠れているスイッチを押しなさい。」と繰り返しお伝えしてきました。(覚えていますか?)

実は「キーコンセプト」は、他人の心のどこかに隠れているスイッチを押してくれる可能性もある存在なのです。

『iPhone』、『RICH(リッチ)』、『マンガ食堂』という言葉は、読者の心のどこかに隠れているスイッチを押してくれます。

スイッチを押された人は振り向いてくれるし(スイッチON)、スイッチを押されなかった人は振り向いてくれないのです。(スイッチOFF)

Power#5 記憶に残る・すぐに忘れられる

『マンガ食堂』というアイディアで情報を発信している梅本ゆうこさんは、おそらく「マンガ食堂をやっているあの人」と認識されているでしょう。

そうなんです。ほとんどの人にとっては、情報発信者の名前や経歴などは二の次なのです。誤解を恐れずにいえば、どうでもいいことでもあるのです。

読者にとって一番大事なのは「わたしにとって、あなたが発信する情報がどのような意味をもつか?」ということであり、それが全てでもあるのです。

読者にとって意味があるということは『重要』ということなので、読者の記憶に残ります。その一方で、『重要』でないと判断されればすぐに忘れられるのです。

覚えてほしい人には覚えてもらい、忘れてほしい人にはすぐに忘れてもらえるような工夫こそが、キーコンセプトを前面に押し出すということなのです。

最後に

Module6の講義でわたしが伝えたかったことは、、、、シンプルにいえば「キーコンセプトは重要です。」ということだけです。

そのことだけを伝えるために、さまざまな角度から「キーコンセプト」について講義をしてきましたが、まだ準備体操でしかありません。

すでにあなたが「キーコンセプトがない情報発信はあり得ない」ということが理解できているのであれば、じっくり準備体操に時間をかけた甲斐があったというものです。

早速次回からは、キーコンセプトについて深堀していきます。お楽しみに!

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