自分本位な他人を振り向かせろ!

わたしが学生の時、クラスの女子6人にほぼ同時に告白した友人(以下、田中)がいました。

数うちゃ当たる

「ねぇ、昨日、、田中君に告白されたんだけど。」と女友達から相談されたある女性は驚いてしまいました。なぜならば、自分も田中君から告白されたからです。しかもラブレターの文面もほとんど一緒でした。

さらに田中君から口説かれたクラスの女子が他にもいたことことが発覚し、クラス中が大騒ぎになりました。

わたしは罰ゲームかいたずらかなにかと思っていたのですが、当事者である田中くん曰く、「数打てば当たる」と思っていたのだそうです。

あなたはわたしの友人である田中くんを笑うに違いありません。「クラスの女子に同時に告白するなんて、バカなことをする奴が本当にいるんだなぁ~」と思うでしょう。

わたしもそう思っていました。しかし社会人になると、同じようなことをしている社会人が多いことに驚きました。あなたは「異業種交流会」に参加したことがありますか?

異業種交流会

異業種交流会に参加する社会人は「人脈」をつくるために交流会に参加しているのですが、異業種交流会に参加している人たちは必死になって名刺を配っています。つまり田中くんと同じように数打てば当たる戦略で異業種交流会を攻略しようとしているのです。

しかし異業種交流会で期待するような人脈をつくれたという話はあまり聞きません。なぜならば、異業種交流会に参加する人たちは皆同じような立場の人達だからです。

資金がなかったり、助けてくれる人がいなかったり、チャンスを求めていたり、、、、、何かしら足りないものを異業種交流会で補おうとしているのです。

異業種交流会に参加する人たちの多くに欠けているのは「他人に役に立とうとする意識」です。

デキる大人とデキる大人の交流というものは、お互いの一番強いカードを見せ合って交換するかしないのか話し合うのが暗黙のルールというものです。

ですからまずやるべきことは、交換できるカードをつくることですし、交換できるカードの存在をキチンと人に伝えることが、魅力のある大人と交流する上での最低条件なのです。

そのことを理解していれば、「肩書」や「自己紹介」に本気にならないわけがありません。あなたの目の前にある人と会話する機会は二度とないかもしれないのですから。。。。第一印象が大事であることは誰でも理解しているはずです。失敗は許されません。。。。。

さて、、、あなたは自己紹介のレパートリーをいくつ持っているでしょうか?

肩書・自己紹介の体験談

自己紹介で成功している人をあまり見たことがないかもしれないので、わたしの体験談をいくつかご紹介することにしましょう。

爆笑をかっさらった自己紹介

わたしはわずか10秒~20秒の自己紹介で、その場にいる30人のほぼ全員から笑いを勝ち取り、その後異業種交流会に参加していた男性2人、女性2人と解散後すぐに一緒に飲みに行った経験があります。

自己紹介をするまでは、『誰も』わたしに興味がなく、わたしの知り合いは異業種交流会に誘ってくれた知人一人しかいませんでした。そのようなさみしい状況を、わたしはわずか10秒~20秒の自己紹介で変えることにしたのです。。。。

10年以上も昔の話なので記憶も曖昧なのですが、、、、その時の自己紹介では『グルメ』であることをアピールしたのです。

ヨーロッパに住んでいた自称食通であること。グルメに給料のほとんどを費やしていること。デートのお店、一人で飲めるバー、穴場のお店など、素敵なお店をコッソリ紹介できるということなどを伝えました。そして最後に、暴飲暴食でたるんだ腹をパシッと叩きながら『これが証拠です!』と言い放ったところで爆笑をかっさらったのでした。

わたしに声を掛けてきたのは、某有名企業に勤めるダンディーな男性、グルメには目がない不動産経営者、モデルみたいにきれいな女性達でした。

わたしが彼ら・彼女たちとお近づきになれたのは、ひとえに自己紹介で自己プロデュースすることに成功したからです。異業種交流会に参加していた約30人弱の参加者の自己紹介のうち、一番印象に残った自己紹介ができたからこそ、先方からわたしに声をかけてくれたのでした。

もしわたしが自己紹介で工夫しなかったら???どうなっていたでしょうか???

おそらくわたしの異業種交流会は、もっと悲惨な結果で終わっていたでしょう。なぜならば、他人から話しかけられる時、人は無意識に警戒してしまうからです。自己紹介が失敗していれば、きっとわたしは誰かと連絡先を交換するでもなく、一人さみしく帰路についていたに違いありません。

一緒にいて楽しい自己紹介

ある日友人を飲みに誘ったら、ボクシングの世界戦を一緒に観に行かないか?と提案されました。

詳しく話をきくと、わたしの友人の友人がボクシングの世界戦のチケットを何枚か都合できるということだったのです。

ボクシングの試合が行われるのは翌日だったのですが、わたしは世界戦で応援するボクサーの著書や雑誌を購入し、わずか1日で基本情報をすべて頭にインプットしたのでした。

そして対戦相手の情報、世界戦に挑戦するボクサーの歴史、試合の見どころ、などをすべてカンタンに説明できるようにしておいたのです。

友人の友人からは「一緒にいて楽しい人」という評価を頂きました。そしてわたしを誘ってくれてた友人の評価を上げることにも成功しました。

わたしは自己紹介において、「●●選手のファン(昨日から)」を自称し、「●●選手のことならなんでも知っている」と伝えました。そしてその期待に応えたことで、わたしの価値を証明したのです。

 

以上の話でわたしが伝えたかったことは、単なる自慢話ではありません。あなたにスイッチを押すことの重要性について理解してほしかったのです。他人から注目されたかったら、他人の心にあるスイッチを押さなくてはいけないのです。

スイッチを押すのだ!

スイッチを押された人間は、欲望のままに行動します。

2018年の年末に、俳優の堤真一さんが出演している1本のCMがわたしの心を奪いました。

上記の動画は、堤真一さんのキリン一番搾りのCMです。軽快な音楽や毛ガニ、霜降りの牛肉などの映像とともに、「年末だから美味しいの。せっかくだから本当にいいもの。年末だからせっかくだからみんなでオイシイの~」というメッセージが読み上げられます。

そしてCMの終盤になると、キンキンに冷えたビールをグラスに注ぎながら、「これよ。これを待っていたのよ。」とつぶやく堤真一さんの姿が映り、最後には「1年のしめくくり。おいしいビールにしませんか。」と提案されます。

わたしはこのCMを観た数日後、31日の年の瀬にスーパーでキリンビールと出会い、普段は自宅で飲まないビールを何本も購入してしまったのでした。

わたしは普段ビールを飲みません。家族からも「あれ?ビール飲むの?珍しいね?」と指摘されましたが、わたしは「年末だからね。ビールにするよ。」とつぶやいたのです。これが「スイッチ」を押すことの効果というものなのです。

うっとうしい人?それとも・・・

もしあなたが肩書や自己紹介によって他人の心のどこかに隠れているスイッチを押すことができれば、、、、、あなたは熱烈に歓迎されるはずです。

しかしもしも、、、、他人の心のスイッチを押さなければ、、、、あなたは、、、、冒頭で紹介した田中君のようにクラスの女子から嫌われる存在になるでしょう。

「俺は君のことが本気で好きなんだ。」と主張すればするほど信頼性が失われ、ついにはどんな言葉ですら相手の心に響かなくなってしまうのです。

頑張れば頑張るほど、嫌われたり、うっとうしがられたり、距離を置かれてしまうという悲惨な状況にならないために、、、、あなたは何としてでも『スイッチ』を押さなければいけないのです。

スイッチを押せ!何回でも!

スイッチを押すことの重要性は、何回その重要性を繰り返し説明しても足りないほどに重要です。

恋愛、夫婦関係、ビジネス、、、、など人間が関係するジャンルであれば、そのすべてでスイッチを押せるか押せないかで結果が大きく変わります。

肩書や自己紹介は、あなたがスイッチを押せる最初のチャンスです。だからこそ、肩書や自己紹介で手を抜くわけにはいかないのです。

最後に

今回の講義では、スイッチを押すことの重要性について詳しく説明しました。他人の心のどこかに隠れているスイッチを押すために、早く肩書や自己紹介を創りたいとウズウズしている人も多いと思います。

しかしちょっと待ってください。あなたはまだ半分も、スイッチを押すことの重要性に気づいていないのです。次回の講義では、スイッチを押すことの重要性についてさらに深堀りしていきます。お楽しみに!

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