マーケティングフローと数値目標_その2

情報発信の世界では「月収100万円稼ぎたいんです!!」と宣言する人は多いです。

しかしほとんどの人が『口だけ』で終わってしまうというのが現状です。

あなたは驚くかもしれませんが、『口だけ』の人は熱意がないわけではないし、不真面目だったわけでもありません。もちろん頭が悪いわけでもありません。

なぜ?『口だけ』で終わってしまうのでしょうか?

わたしの答えはシンプルです。ズバリ答えは、「目標を達成できるという確信がなかったから。」です。

目標を達成できると信じることができるなら、人はそうカンタンに『何か』を諦めることはしません。

その一方で「この目標は達成できる気がしない」という気持ちになると、あっさり目標達成のために継続することを辞めてしまうのです。

ですからわたしたちはあらゆる角度から『確信』をつくらなくてはいけません。

実は『情報発信バイブル』という教材全体が「確信をつくる」というコンセプトで包まれているわけですが、確信を深める上で絶対に必要なのは「臨場感」です。

ですから今回の講義では、目標を達成した時のあなたの状態をより詳しくイメージするための材料をつくっていきたいと思います。

具体的にやることは、「マーケティングフローに数字を入れていく」という作業です。

とはいえ、いきなりマーケティングフローに数字を入れろといわれても難しいかもしれません。

そこでわたしが今でも運営している(といってもほぼ放置している)ブログのなかから、参考になりそうなブログを一つ取り上げて解説していきたいと思います。

マーケティングフローの事例

まずは以下の図を眺めてください。

マーケティングフロー

上図は月間約6万人が訪問し、PV(ページビュー数)でいうと25万~30万程度のブログのマーケティングフローを書き起こしたものです。

キャッシュポイント(収入源)は、4つ(①~④)あるのでそれぞれ紹介していきます。

#1 Google Adsense

最初に紹介するキャッシュポイントはGoogle Adsense(グーグル アドセンス、以下:アドセンス)です。

アドセンスとはGoogleが提供する広告配信システムのことです。ブログを構築しGoogleの審査を通過すると、Googleの規約に違反しない範囲で、広告を貼り付けることができ、広告がクリックされた時点で報酬が発生します。

さきほど紹介したブログの場合、1,300クリック×単価30円で約4万円の収入が発生するという計算です。

アドセンスでは、配信する広告は訪問者ごとに最適化されるため、ブログ運営者側には広告を選ぶ権利はありません。(一部の広告をブロックすることは可能)

そのためブログ運営者が「もっと稼ぎたい!」と願った時にできることは「集客を増やすことだけ」です。(もちろん売上を伸ばす小手先のテクニックは山ほどありますが。)

月間6万人を集客して約4万円の売上ですから、例えば20万円を稼ぐためには30万人の集客が必要になります。

しかし月間30万人を集客するためには、かなりの労力が必要ですし、時間もかかります。月間30万人をPVで換算にすれば少なくとも100万PV弱は必要になると思いますが、100万PVの大台を達成できる人はほんの一握りです。

アドセンスは誰にとっても挑戦しやすく、当たりハズレもなく、安定した収益源になることがメリットです。

しかしその反面、10万円単位でブログの売上を伸ばしていくという意味では現実味がありません。そこでわたしは『アフィリエイト』を導入することにしました。

#2 アフィリエイト(その1)

アフィリエイトとは「成果報酬型」のシステムです。ブログで紹介した商品が成約すれば、数千円~数万円もの高額な報酬が発生します。

ブログの訪問者が興味のありそうな広告を配信すれば、アドセンスよりも多くの見込み客にリーチすることができます。

さきほど紹介した事例では、2,800人がマーケティングに参加し、そのうち2,000人がセールスの内容を確認しています。

しかし問題がないわけではありません。「成約率が圧倒的に悪い」のです。2,000人がセールスの内容を確認したにもかかわらず、4人しか成約していないのですから成約率は1%以下という計算になります。

とはいえ本当の問題は別のところにあります。本当の問題とは「アフィリエイターの立場でセールスを改善させることはできない。」です。

商品の価格を下げたり、魅力的な特典をつけたり、セールの期間を設定するなどすれば、成約率を上げることができるかもしれませんが、アフィリエイター(アフィリエイトをする人の総称)の立場では、できることにも限界があるのです。

そこでわたしは『アフィリエイトする商品数を増やす』ことで売上を伸ばそうとしました。

#3 アフィリエイト(その2)

ブログの訪問者であれば高確率で興味をもってくれそうな商品はすでに紹介済みなので、「場合によっては興味をもってくれそうな関連商品」を紹介することにしました。

ちなみに関連商品を紹介することをマーケティング用語で「クロスセル」といいます。例えば「金融商品」に興味をもつ富裕層に「ゴルフ」に関連した商品を販売するようなことに挑戦してみたのです。

すると興味をもってくれる見込み客は500人と少ないものの、結果的には10万円という結果がでました。(調子のいい時には30万円を超えることもありました。)

本命のアフィリエイト商品(②)よりもよい結果がでたことに、わたしは驚きましたが、最終的に何を購入するか?ということは顧客が決めることですから結果を受け入れるしかありません。

裏を返せば、「これは売れるだろう」というあなたの直観が外れることは珍しくないということです。「売れるはず!」と思ったものが売れなかったり、「売れるはずがない」と思ったものが売れるということはよくあることなのです。

たくさんの商品を紹介し、結果(売り上げ)を数値で計測しつつ、情報発信による売上を最大化することが重要だということは覚えておいてください。

#4 自社商品

アドセンスにせよアフィリエイトにせよ、自社商品ではないので責任は限定的ですし、なにより「紹介するだけ」なので気も楽です。

しかしアドセンスもアフィリエイトに依存しすぎるのも問題です。Google社から目をつけられればアドセンス広告は出稿できなくなりますし、アフィリエイトにしても広告主に嫌われた時点でゲームオーバーです。

「ある日突然、大切に育ててきたブログがGoogleからペナルティーを受けて売り上げがほぼゼロになった」とか、「アフィリエイトしていた商品がアフィリエイトできなくなった。」、「アフィリエイト条件(報酬単価 等)が改悪された。」という話はそこら中に溢れています。

そこで最終的に多くの人が「自社商品」の販売を検討するようになるのですが、わたしも同じ道をたどりました。

しかし問題がなかったわけではありません。「自社商品」と「ブログ」の方向性がまったくかみ合わなかったのです。

ですからブログで自社商品を販売しようとしても、「売れないだろうな。」と薄々感じていたのですが、とりあえず挑戦してみることにしました。

結果、月5,000円の継続課金型の商品を4つ販売することに成功しました。20,000円という数字だけみれば大した成果ではありませんが、継続課金型の商品であることに注目すると大きな可能性を秘めていることがわかると思います。

仮に1年間継続してもらうことができれば、1人あたり6万円の売上になります。つまり4人の新規会員を確保するということは、「1ヵ月ごとに年収が24万円増える。」ことを意味しているのです。

もちろん新規会員を確保してもすぐに解約されるかもしれないし、継続課金モデルの場合「情報を発信し続けなければならない」という足枷もあるのですが、「これぞわたしのやるべきこと!」と信じることのできるものがあるのであれば、挑戦する価値は大いにあるでしょう。

#5 売却

最後に紹介するのは「売却」するという選択肢です。

ベンチャー企業の創業者のなかにも、創業する前から「売却」を目標にしている人は少なくありません。

人間の一生というものは短いくらい短いので、創業したビジネスがどれだけ大きくなろうが「それを一生やり続けるか?」ということは真剣に考える必要があるのです。

実は先ほど紹介したブログですが、売り手を選ばなくても500万円ほどで売却できると思います。また専門性の高いウェブサイトなので、売り手を吟味して粘り強く交渉すれば数千万円で売却できる可能性も十分あると思います。

正直な話、さきほど紹介したブログをわたしがこれ以上保有していても『宝の持ち腐れ』であることは自分でもわかっています。おそらくブログで発信している情報のジャンルで真剣にビジネスを展開している人であれば、仮に数千万円投資(借金)してブログを購入したとしても数年で元はとれると思います。

「そんな景気のいい話あるのか?」と思うかもしれませんが、わたしが運営しているウェブサイトがその道のプロの手に渡れば、毎月6万人という見込み客がそのブログに訪問するのですから、「きわめてオイシイ話」だということはすぐにわかると思います。

しかもゼロからブログを構築しようと思っても、確実に集客できる保証もないし、できたとしてもそれなりに時間を投下しなければならないことを考えれば、『大きなチャンスがお金で買える』ということだけでも、特定の買い手にとっては大きな魅力だろうと思います。

参考)サイト売買とは?

演習

今回紹介した図を参考に、あなたもマーケティングフローを準備し、そのマーケティングフローに数値を入ることに挑戦してみてください。

実際に情報発信をスタートさせれば、当初想定していたような結果(数値)が得られずに、失望することもあるかもしれません。

しかし繰り返し改善し続けることで、あなたが望む未来に着実に近づいていけると思います。

最後に

「いつ吹き飛ぶかもわからないブログなんていつまでも運営してられないよ!」と思った人のなかには、ブログを売却して得たお金で投資用の不動産を購入して「大家」になった人もいます。

今回の講義でわたした伝えたかったことは、「もっと先を見据えるようにしましょう。」ということです。起業家向けの言葉に変換するならば「出口戦略は考えておきましょう。」というアドバイスになろうかと思います。

あなたがどのような出口戦略を考えるにせよ、近道はないし、勉強もしなければいけないし、情報だって地道に発信しなければいけないでしょうし、いろいろと大変なことにも遭遇すると思います。

繰り返しになりますが、壁にぶち当たったときに『挫折』からあなたを救うのは「自分にはできるだろう。」という『確信』です。

短期的な目標(毎月10万円を稼ぐ!)を達成するにせよ、長期的な目標(投資家になる、大家になる 等)を達成するにせよ、結局のところ『確信』が一番重要になるということは忘れないでください。

次回予告

これまでの講義では『確信』を深めるために、あらゆることを解説してきました。

あなたは「あなたの肩書」について検討し、販売する商品や、その商品を購入する見込み客についても理解しようと努力してきたはずです。

さらにあなたの情報発信全体を貫くコンセプト(キーコンセプト)についても検討してもらいました。しかし確信には2つの方向性があるということは忘れてはいけません。

1つ目の方向性は「あなたにとっての確信」です。これまでずっと強調してきたことなので、あらためてくどくど説明する必要もないでしょう。

2つ目の方向性は「見込み客にとっての確信」です。

見込み客があなたの存在をはじめて認知する時、見込み客はあなたにはまったく期待していない可能性が高いと思います。しかしどこかのタイミングで見込み客からの信頼を勝ち取らなくてはいけません。

もし失敗したら、どれだけブログを更新しようが、メルマガを届けようが、レポートを届けようが「無視」されるのが関の山です。

しかも見込み客に信頼してもらうタイミングは『商品を購入する前』でなくてはいけません。「商品を買ったら良さがわかるので買ってください」という態度は許されないのです。

見込み客があなたのブログ記事をチェックするときも、無料レポートをチェックするときも、マーケティング中もセールス中も、、、、、、常に「この人と取引したほうが良さそうだ。」と思ってもらわなければあなたに明るい将来はないということは見過ごせない事実でしょう。

ではどうすれば「商品を購入する前」に、見込み客から「良さそうだ。」という評価を勝ち取ることができるのでしょうか?

一般的に他人から応援してもらったり、出資を募る時には『企画書』が必要になります。そこでModule10からは『企画書』をつくる作業について詳しく解説したいと思います。お楽しみに!

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